Photoshopのドロップシャドウを使わずに影を作る
物に影をつけるときはドロップシャドウを使うことが多いと思うけれど、
それだけではなかなかリアルな柔軟性のある影は作れない。
ちょっと上の画像をみてみよう。こういった影はドロップシャドウではつくれない。
立体感を出すにはこういった影が必要になることもあるのでPhotoshopの基本操作も詰まっているのでここで紹介。
1.影の元を作る
まずは影の元を作ろう。
今回の素材はおいしそうなケーキを用意した。
ケーキと同じ形の黒塗りの画像を作る。
これを作る簡単な方法は、まず対象の素材の形をとる。
これは素材がレイヤーとして独立していたら簡単にとることが出来る。
素材のレイヤー上でCTRLボタンを押しながらマウスを左クリック。
するとレイヤー上のオブジェクトが選択される。
選択範囲ができたらこっちのもの。
新しいレイヤーを作ってそこを塗りつぶしツールで塗りつぶすだけ。
こんな感じ。
これはいろんなところで使うので是非マスターしよう。
2.ドロップシャドウを作る
さて、次に今作ったものを影っぽくしてやろう。
先ほどの影の元のレイヤーを選択して、[フィルター]-[ぼかし]-[ぼかし(ガウス)]を選択。
レイヤーの順序を変えると影のついたような状態になる。
今回はこの後のために大きめにぼかしを作ったけれど、用途に合わせて半径サイズを調整するといい。
3.シャドウを変更する
次に立体感を出すために影を変形させて配置しよう。
今回は影を独立したレイヤーに作ったので簡単に影を変形させられる。
影は光の反対側に出来ることを考慮して、複数の影を使う場合は影の方向を統一するようにしよう。
オブジェクトの変形は「CTRL+T」を押すとすぐに使える。
こんな感じで。
このままだと影が濃すぎるので不透明度をだいたい20%くらいにする。
すると床の上に立っているろうそくが表現できる。
4.おまけ
他にいろいろなおいしいスイーツを使ってみた。
背景はあったほうが格好いいのでグラデーションを使って背景を作る。
ちょとしたことでおいしそうだったスイーツがさらにおいしそうに浮かび上がる。
立体感がかなり出た。
