覚えれば簡単!風景写真から透明なシャボン玉や水晶玉のようなものをPhotoshopで作る方法
Photoshopを使えば、そこに無いものを作り上げることができる。
CMや映画でありそうな、フワフワと浮かぶシャボン玉のような泡玉。
また、空中に浮く水晶玉のようにも見える。
単なる1枚の風景画から、たった3ステップで水晶玉を作ることができる方法を紹介する。
風景画を極座標変形フィルタを使って水晶玉に映る反射部分をつくる
水晶玉は光沢のあるものなので、当然周りの風景が映りこむことになる。
その映り込みをたったの3ステップで作ることができる。
難しそうな水晶玉だけれど、実際はこれだけでそれなりの表現ができる。
とりあえず、何でもよいので風景写真を探してみる。
ここの画像を使ったので同じ素材で試してみたかったらどうぞ
ステップ1:映り込み部分を切り出す
まずは、映り込みの部分を正方形で切り出して別レイヤーにする。
選択ツールで選んで[Ctrl+C]→[Ctrl+V]で簡単にできる。
ステップ2:極座標をフィルタを使って変形させる
先ほど作った新しいレイヤーを[Ctrl]を押しながら左クリックをして選択状態にする。
そのまま[フィルター]→[変形]→[極座標]を選ぶ。
[直交座標を極座標に]を選択。
ここが今回のメインといっても過言では無い。
円形物の表面に映りこむ画はこのようにして作ればいい。
ステップ3:円形に切り取って水晶玉の形にする
そのままだと正方形のままで余分な部分があるので、その正方形の1辺を直径とする円を選択してマスクをかける。
マスクについての説明はこちら
わかりにくい人のために、こういう円を作るということ。
これで水晶玉のベースができた。
ステップ4:中央部分を透明にして透き通った水晶のような表現を加える
引き続きマスクの作業。
このままだと透明感が無いので、透明感を出すために中央を透明にする。
水晶の縁が近くなるに従って透明度が下がる感じで、マスクにグラデーションをかける。
デザインするなら必須!画像を段々と透明にするグラデーションマスク
そう、これだけで写真素材から簡単に水晶玉ができた。
タイトルの写真と違うじゃないか!?と思うと思う。
そう、ここからはさらにリアリティを出すために色付けしていく。
さらにリアルな水晶玉にしてみる
ここからはおまけなのでさらに手抜きになります。
その1:虫眼鏡効果
水晶玉を通して見える風景は少しゆがんでいるはず。
そう、凸レンズのような役割で画が大きく見えているはずだ。
ということで、水晶の部分を選択して
[フィルター]→[変形]→[球面]
を選ぶ。
その2:境界線への映り込み
立体感のあるものは外側に光が当たって明るく見える。
ということで、水晶の円形と同じ黒い円に[光彩(内部)]を適用する。
それをスクリーンで適用する。
その3:光の指す方向の反射
球形といえばこれでしょう。
光の反射。
同じように、水晶の形を黒塗りしたものにグラデーションで光沢を与えてスクリーンで合成して光らせる。
その4:シャボン玉のようにする
シャボン玉のようにしたければ、ほんのりと虹色を加えてあげればよい。
同じく円形の選択領域を作って、虹色のグラデーションで塗りつぶす。
あとは[ソフトライト]で重ね合わせるだけ。
で、できたのがこちら。
こんな感じでいかがでしょうか。
